災害時の留守宅の防犯【2026年版】
避難・停電中の空き巣/火事場泥棒対策
地震・台風・大雨・火災で避難して家を空ける——その場面に特化した「災害 留守 防犯」のガイドです。避難で無人になった留守宅は、混乱に乗じた火事場泥棒や空き巣に狙われやすく、停電ではカメラやアラームも止まります。ただしいちばん大切なのは命と避難で、防犯は二の次。危険なときは無理に戻らないでください。このページは、旅行など長期不在の留守や、家庭の総合的な防災の話とは分けて、「災害で家を空けるとき」だけにしぼり、狙われる理由・避難前の短時間チェック・避難中の注意・停電とカメラの限界・罹災後の片付け中の盗難や不審業者を、煽らず中立に整理します。
動画:災害時の留守宅の防犯(避難で家を空ける場面のリスク/短時間でできる戸締まり・ブレーカー・貴重品の持ち出し/停電でカメラ・アラームが止まること/罹災後の片付け中の盗難・不審業者)を解説(スマート防犯ラボ制作)。※本動画はAIナレーション・字幕生成ツールを使用して制作しています。
避難前・避難中・罹災後でやることは違う
| タイミング | 起きやすいこと | 余裕があればやること |
|---|---|---|
| 避難前 命が最優先 | 無人になる・通電火災・貴重品の置き去り | 施錠・ブレーカー/ガス元栓・貴重品を持ち出し袋へ |
| 避難中 | SNSで留守が露呈・親族と連絡つかず | 不在を発信しない・親族に鍵と連絡先・郵便整理 |
| 停電中 | カメラ/アラーム/Wi-Fi停止で見守れない | 過信しない・ローカル録画/バッテリー機種は記録のみ期待 |
| 罹災後 | 片付け中の盗難・不審業者・装った訪問 | 片付け前に撮影・貴重品退避・開口部の応急・公的窓口へ相談 |
※ 一般的な考え方の整理です。災害の種類・規模や避難の状況によって最適な行動は異なります。何よりも避難の指示・呼びかけを優先してください。
① なぜ災害時の留守宅は狙われるのか
避難で無人・火事場泥棒・SNSで留守露呈
大きな災害が起きると、住民が一斉に避難して多くの家が同時に無人になります。警察や消防も救助・対応に追われて手が回りにくく、その混乱に乗じて盗む火事場泥棒が現れることがあります。さらに、停電でカメラやホームセキュリティが止まり、SNSに「避難所にいます」「家は無事でした」などと投稿すると、留守であることが知られてしまうおそれも。災害時の留守宅は、平常時とは違う理由でリスクが高まる、とまず知っておくことが大切です。
② 避難前の短時間チェック(余裕があれば)
戸締まり・ブレーカー・ガス元栓・貴重品
くり返しになりますが、避難が最優先。危険なときは何もせず逃げてください。時間に少しでも余裕があれば、次の順で。玄関・窓・勝手口を施錠し、可能ならブレーカーを落として通電火災を防ぎ、ガスの元栓を閉め、通帳・印鑑・現金・身分証などの貴重品を持って出ます。普段から貴重品を持ち出し袋に一つにまとめておけば、いざというとき短時間で持って出られます。家の財産より、まずは自分と家族の命です。
余裕があればやる(命が最優先)
- 玄関・窓・勝手口の施錠
- ブレーカーを落とす/ガス元栓を閉める
- 通帳・印鑑・現金・身分証を持ち出す
やってはいけない
- 危険を冒して戸締まりや片付けに戻る
- 避難の指示・呼びかけを後回しにする
③ 避難中に気をつけること
不在を発信しない・親族に連絡先・避難所の荷物
避難中は、SNSやメッセージで「避難中」「不在」を不特定多数に発信しないのが基本です。安否は家族・親族・職場など必要な相手に直接伝えれば十分。可能なら信頼できる親族や近所の人に、鍵の所在や連絡先を共有しておくと、何かあったときに動いてもらえます。郵便が長くたまると不在のサインになるため、落ち着いたら整理や一時停止も検討を。あわせて、避難所での荷物の盗難にも注意し、貴重品は身につけて管理しましょう。
④ 停電とカメラ・アラームの限界
停電でWi-Fi・カメラ・アラームは止まる
災害時はしばしば停電が起こり、Wi-Fiルーターやハブの電源が落ちれば、家庭用カメラやアラーム、スマホへの通知や遠隔の見守りは止まります。クラウド録画もできません。バッテリー内蔵の機種やSDカードにローカル録画する機種なら一定時間は動きますが、過信は禁物です。停電が前提の災害時は「カメラがあるから安心」ではなく、避難前の施錠・貴重品の持ち出し・人とのつながりを基本に。録画は「後日の被害確認や届け出の助けになる」くらいの位置づけで考えるのが現実的です。
⑤ 罹災後の留守と片付け中の盗難・不審業者
片付け前に撮影・応急の施錠・不審業者に注意
被災のあとは、避難所と自宅を行き来する間や片付け中に家が無人になりやすく、盗難のリスクが残ります。まず貴重品は早めに退避させ、施錠できない家は板やブルーシート、養生テープで開口部を応急的にふさぎましょう。被害に気づいたら、保険や届け出のために、片付ける前に写真を撮ってください。さらに、ボランティアや公的支援を装う訪問者や、不当に高額な修理・撤去を持ちかける業者にも注意。身分・所属を確認し、その場で契約・支払いをせず、公的窓口に相談を。
罹災後にやること
- 片付け・現状回復の前に被害を撮影
- 貴重品の退避・開口部の応急施錠
注意したい相手・行動
- 支援を装う訪問・高額な勧誘業者
- その場での契約・支払い・現金の手渡し
気をつけたいこと
- 命が最優先:避難の指示・呼びかけに従い、危険なときは無理に戻らない。財産より命。
- 避難前は短時間で:余裕があれば施錠・ブレーカー/ガス元栓・貴重品の持ち出し。
- 不在を発信しない:SNSで留守を出さず、安否は必要な相手に直接。親族に連絡先を共有。
- 停電を前提に:カメラ・アラームは止まる。過信せず、人のつながりを基本に。
- 罹災後の盗難・不審業者:片付け前に撮影、応急の施錠、公的窓口に相談。
よくある質問
- Q. 災害のどさくさで盗む「火事場泥棒」は罪が重い?
- A. 災害や事故の混乱に乗じた盗みは悪質とみなされ、重く処罰される傾向があります。ただし大切なのは被害に遭わないこと。避難時もできる範囲で施錠し、通帳・印鑑・現金・身分証は持ち出しを。被害に気づいたら片付け前に写真を撮り、警察(緊急は110番)へ届け出を。命と避難が最優先で、危険なときは無理に戻らないでください。
- Q. 避難が急で、戸締まりやブレーカーまで手が回らない時は?
- A. 命と避難が最優先です。身の危険があるときは戸締まりやブレーカーは後回しにして、ためらわず避難を。余裕があれば、施錠→ブレーカーを落とす(通電火災防止)→ガス元栓を閉める→貴重品を持ち出す、の順で。普段から貴重品を持ち出し袋にまとめておくと短時間で済みます。何より避難の呼びかけ・指示に従ってください。
- Q. 停電中、留守宅のカメラやホームセキュリティは使える?
- A. 多くは停電や回線の停止で機能しなくなります。Wi-Fiやハブの電源が落ちれば通知も遠隔の見守りもクラウド録画も止まります。バッテリーやSDローカル録画の機種は一定時間動きますが過信は禁物。停電前提の災害時は施錠・貴重品の持ち出し・人とのつながりを基本に。録画は後日の被害確認や届け出の助けと考えるのが現実的です。
- Q. 罹災後、片付け中の盗難や不審業者が心配。どうすれば?
- A. 貴重品を早めに退避し、施錠できない家は板やブルーシートで開口部を応急的にふさぎましょう。被害は片付け前に撮影を。支援を装う訪問や高額な勧誘業者には、身分・所属を確認し、その場で契約・支払いをせず、消費者ホットライン188番や自治体に相談を。被害は警察(緊急110番、相談#9110)へ。一人で抱えず公的窓口を頼ってください。
まとめ
災害時の留守宅の防犯は、命と避難を最優先にしたうえで、狙われる理由を知る・避難前に短時間でできることをする・避難中は不在を発信しない・停電でカメラが止まる前提で備える・罹災後の盗難や不審業者に注意する、この積み重ねが大切です。何より、危険なときは財産より命。無理に家へ戻らず、自治体・気象庁・消防・警察の指示に従ってください。困ったときは110番・119番・#9110・消費者ホットライン188番など公的窓口を頼りましょう。
日常の総合的な備えや、旅行など長期で家を空けるときの工夫とあわせて、わが家に合った備えを選んでみてください。